大親友のアヒルちゃん『私は絶対に祝福しない!』②

大親友のアヒルちゃん『私は絶対に祝福しない!』②

妻が記載しています↓

今日は前回の【大親友のアヒルちゃん『私は絶対に祝福しない!』①】の続きになります。

本当の悲劇はここから始まりました・・・。

私は意を決してアヒルちゃんに聞きました。


『ねぇ、アヒルちゃん・・・今ね、お部屋を色々と視させて貰ったんだけど・・・ちょっと色々な事が視えたの。もし、アヒルちゃんが聞きたくなかったら言わないけれど、どうする?』

アヒルちゃん
『そうなんだ・・・聞く!!だって、既婚者なのが分かった時点でさ・・・』


『あの・・・・その話なんだけど、私が今視えたのは奥さんじゃない別の人だと思う!』

アヒルちゃん
『えっ?!!ちょっと待って!!どう言う事?意味が分からない・・・』


『まぁ・・・簡単に言うと、奥さんとは別にもう一人居るんだよね・・・。今の部屋ってどうみても女性がコーディネートした部屋なのに・・・初めてこの部屋に来た時に変だと思わなかったの?』

アヒルちゃん
『いや、彼から、「自分の友達が彼女と同棲していた部屋をそのままの状態で借りたから、女性物が沢山あるけど、そう言う理由だから気にしないでね!」って言われてたから・・・』


『どれもこれも、ここで彼が同棲していた彼女と一緒に買って使っていた物だよ。食器だって、多分・・・ニ○リかなぁ?で買ってる様子が視えるし・・・。ねぇ、アヒルちゃんの茶碗とかお箸はどこにあるの?』

アヒルちゃん
『キッチン上の高い所の戸棚』


『あのさ・・・どうして、そんな隠すようなところに今でも置くの?おかしいと思わないの?』

私がこう言うと、アヒルちゃんはやはり私の言っている事が信じられない様子でした。

アヒルちゃん
『スピ妻ちゃん、ごめんね、スピ妻ちゃんの事を信じられないとかではないんだけど・・・やっぱり、彼に聞きたい!彼にちゃんと履歴書を見てしまった事をきちんと話して本人の口から聞いてみたい!』


『うん!それが一番良いと思うよ!だって、彼本人からの説明が一番納得がいくと思うから』

アヒルちゃん
『うん、そうするね』

そう言って、電話を切りました。

その日は、アヒルちゃんがどういう話し合いになっているのか、ちゃんと納得が出来る話し合いになっているのかな?そんな事ばかりが頭に浮かんできて心配しすぎて殆ど寝られませんでした。

次の日、アヒルちゃんから連絡が来ました。

アヒルちゃん
『彼にちゃんと聞いてみたよ』


『何だって?何て言ってた?』

アヒルちゃん
『何かね、彼から前の奥さんとは何年も前に別れたって事はちゃんと聞いていたの。だから元々バツイチだったって事は知ってたから。でも、それが嘘で実は私と知り合ってから離婚したんだって・・・』

私はその話を聞いていて、自分が視えていた事とは全然違う説明をする彼に対して怒りのあまり体中が怒りで震えるのが分かりました。

だって、その話を到底信じることが出来ないのには現世にある証拠としても残っていたからです。履歴書に配偶者ありって書いてあった日付が、その彼が言っていた離婚したと言っていたより後に書かれた履歴書だったからです。

でも、アヒルちゃんは、彼の事が大好きだったので、きっと彼の言う事を100%信じたかったんだと思います。


『彼は何て言ってるの?』

アヒルちゃん
『泣きながら、嘘付いてごめんね。って』


『それで許すの?』

アヒルちゃん
『う~ん・・・・私と知り合った時にはまだ離婚してなかったって事だもんね・・・。でも好きだし・・・今、離婚してるなら良いかな・・・』


『今、離婚してるからとか問題はそこじゃない!そもそも、最初から嘘を付くような男性をこれから結婚相手として信じられるの?』

アヒルちゃん
『う~ん・・・・』


『そもそも、本当に離婚したって思ってるの?履歴書の日付は?あれはどう説明されたの?』

アヒルちゃん
『だって、彼がそう言ってたし・・・』

もう、完全に思考が停止しているのが分かりました。

その日も、アヒルちゃんは彼の家に居たので、色々ともう一回部屋を見せて貰いました。

その時にある引き出しが光って見えました。(タロットなどもそうなのですが、ここだよ!っていう時には光って視える事があります)

その当時はタロット意外にそんな光る様な見え方をした事がなかったのでとても気になりアヒルちゃんに言いました。


『あのさ、あそこに見える引き出し・・・凄く気になるんだけど・・・』

アヒルちゃん
『あぁ、何が入ってるのかとか分からないなぁ~』


『そっか・・・そうだよね・・・・』

アヒルちゃん
『何かさ・・・やっぱりモヤモヤするんだよね・・・』


『普通はそうだよ!だって、信じていた人が嘘を付いていたんだから』

アヒルちゃん
『あの、引き出し開ける!!』


『えっ!??流石にそれはマズくない??』

アヒルちゃん
『いや、ちゃんと言うよ』

そう言うと、その引き出しを開けました・・・・

その引き出しはアヒルちゃんにとって、楽しき恋愛の夢から覚める様な残酷な現実が詰まった引き出しだったと思います。

アヒルちゃん
『・・・・・・・』


『どうした?!何かあったの?!』

アヒルちゃん
『・・・・・・はぁ・・・・・』


『どうしたの?何か入ってたの?』

アヒルちゃん
『・・・・・もう、ダメだ・・・・』


『えっ!何があったの?!』

アヒルちゃん
『この家の契約書!この前、引っ越してきたはずの今のアパートのはずなのに・・・もう何年も前からこの部屋に住んでる・・・』


『えっ!だって、この間、独身寮からここに引っ越してきたって言ってたよね?』

アヒルちゃん
『うん・・・・そう言ってた・・・・。独身寮からいきなり出ないといけなくなったから急遽ここのアパートを借りる事になったって。明日が引越しの日なんだって言ってたもん・・・』


『なるほどね・・・だからか・・・・』

このアパートの契約書が出て来た事で私の中で全てが繋がりました。

今の部屋に置いてある全ての物達から見える伝わる女性の想いも分かった気がしました。

アヒルちゃん
『私どうしたらいいんだろう・・・もう、誰も信じられないよ・・・』


『そうだよね・・・』

アヒルちゃん
『だってさ・・・履歴書に書いてあった住所もここの住所じゃないの・・・あと・・・まだ出されていない離婚届も出てきた・・・その住所も今のアパートじゃない・・・』


『あぁ・・・・履歴書も離婚届も住所は奥さんが居る所だね。今のアパートが既婚者にも関わらず彼女も独身だと騙して同棲してたアパートって事ね。それなのにアヒルちゃんとも二股して付き合って・・・何なの?この人!しかも未だに関係もきっぱりは切れてないよ』

アヒルちゃん
『今日、もう一回泊まるから、きちんと全て話してみる』


『あのね、よく聞いてね。彼は離婚してるって言い張っているけれど、私は離婚して無い様に感じるの。だから、彼が離婚してると言うなら、戸籍謄本を見せて!って言ってみて!』

アヒルちゃん
『うん・・・・分かった・・・・言ってみる』

その日はそれだけ言って、電話を切りました・・・。

しかし、その後の彼との話し合いがもう最悪だったんです・・・

今思い出しても腹立たしいです(怒)

次回、大親友のアヒルちゃん『私は絶対に祝福しない!』③をお送りします!

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