10年ぶりの父の声・・・

スピ妻が記載しています↓
このブログを読んで下さっている方は既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、私と父との間にはどうしても埋めることができない大きな溝がありました。
当時の私は自分のうつ病や祖父母の介護など様々な事を抱えすぎてしまい・・・父ときちんと向き合ったにも関わらず、溝を埋めることができないまま10年という月日が流れてしまいました・・・。(その間は音信不通になっておりました)
ですが、父の親友とは連絡を取り合っていたので、父が今どういう状況にいるのかなどは知っていました。
そんな中、素敵なご縁を頂き、私の書籍が発売されることになりました。
その事を父の親友に伝えたところ、『きっと、スピ妻ちゃんのお父さんがこの話を聞いたら大喜びすると思うよ!』そう言われたのですが・・・
この10年間、私の心のどこかに、『父と会うのはきっと父の最期なのではないかな・・・』そんな想いがありました。自分と自分の家族を守る為には縁を切ることが最善の選択だと思っていたからです。
ですが、世の中はコロナ禍・・・私の心が少しずつ動き始めているのを感じていました。
『もし、このまま父がコロナに罹り亡くなってしまったら・・・自分は大好きだった父と縁を切ったまま、分かり合えないまま、父との最後が父の亡骸で本当に良いのか?自分はそれで本当に後悔しないのかな?』という想いが、心の中にぼんやりと出てくるようになっていました。
そんな事を思っていた時、たまたま長男君がポツリと『ジジ、元気にしてるのかな?僕が最後に会ったのは2歳の頃だったよね・・・。会いたいな・・・・』と言ったんです。
それを聞いていた次男君が『ジジ!!俺も会ってみたい!だって俺は会った事ないから!どんな人なんだろう??』と・・・。
この息子達の言葉に、自分の心がぐらぐらと揺れるのが分かりました。
自分と家族を守る為に縁を切ると決断し、この10年間、誰にも頼らずに夫婦だけで頑張って来ました。ですが、それは私が勝手に決めたこと・・・。息子達には関係ない・・・。
そんな迷いもありました。
ですが、その迷いが一瞬で吹き飛ぶような出来事がありました!!!
先ほどお話しした父の親友から突然電話があり、『スピ妻ちゃん、ごめんね!実はスピ妻ちゃんの本出版が嬉しすぎて、ぽろっとお父さんに先に話しちゃったんだよね。お父さん泣いて喜んでたよ!だから、もう許してあげてくれないかな・・・。』そう言われたんです。
『どうしよう・・・』と迷っていた私の元に、突然父から電話が!!!
咄嗟の出来事に考える暇も無く通話ボタンを押している私がいました・・・。

そして、恐る恐る電話に出ると、10年前と何も変わらない父の優しい声がそこにはありました・・・。
そして第一声が『スピ妻・・・本当にごめんね・・・。俺が悪かった。10年間スピ妻と連絡が取れなくて反省したし俺も苦しんだよ・・・。許して貰えるとは思っていないけれど・・・もう許してくれないかな・・・本当にごめんね・・・。』と、電話口の声は震えていました・・・。
その声を聞いた瞬間、『うん、もういいよ』そう言っている自分が居ました。
そうすると震える声で父が『ありがとう・・・』そう言うと、暫くの間、沈黙の時間が流れ・・・『本、出版するんだってね。聞いたよ。凄いね!本当におめでとう・・・。天国のママも喜んでるよ・・・』と泣きながら話すその声に、私も我慢していた涙が溢れました・・・。
自分でも信じられないのですが、10年以上音信不通になっていたとは思えないほど、す~っと心の中の大きな氷山が溶けていくのが分かりました。
涙で声にならない私に父が『スピ妻、二人の息子を誰にも頼らずに夫婦だけで育ててきて、本当に凄いね。俺にとってスピ妻は誰よりも自慢の娘だし、本当に尊敬するよ』と・・・。
その労いの言葉に父の想いが沢山詰まっていて涙が止まらなくまりました・・・。
この本は表紙にもなっている通り『ご縁』がテーマになっています。
でも、まさか自分が父とのご縁を復活させることになるとは夢にも思っていませんでした。
こうやって、10年以上音信不通になっていた父とのご縁が繋がりました。
何よりも嬉しかったのは、息子達が父と話していた様子でした。
長男君にも電話を代わったのですが・・・父の声を聞いた瞬間、長男君の目からはとめどなく涙が溢れ言葉にならない・・・。その想いが見ている私にも痛いくらいに伝わりました。それと同時に、可愛がってくれたジジに会いたかったという気持ちを、ずっと誰にも見せずに我慢させていた事にも気付かされました。
その光景はこの10年という長い月日の全てを物語っていました・・・。
長男君が人目もはばからず流す涙は、私の中にあった負の感情までも流し、心が浄化されていくように感じました・・・。
父も同様で、記憶に残る当時2歳だった長男君の声や話し方の違いに成長を感じ、感極まっている様子で、お互いに聞こえていたのは、声にならない嬉しいすすり泣きの声だったと思います。
その様子を見ていて私は何ともいえない気持ちになり涙を止める事ができなくなってしまいました。
長男君と父がお互いに涙が引くのを待って話し始めたのですが、その姿を見ていて一番驚いたのは、当事2歳だった長男君が父との思い出を沢山記憶していた事でした。
亡き母との思い出や、父との思い出を話すその顔は涙に濡れぐしゃぐしゃでしたが、とても晴れやかな笑顔をしていました。
そして、次男君にも電話を代わったのですが、会った事も見た事も無い父と初めて話すのに、ずっと前から知っているような感じで、本当に自然に『ジジ!ジジなの!?はじめまして!名前は次男君って言うんだよ!ジジ~!ずっと会いたかったよ!!今度うちに遊びに来てよ!絶対だよ、約束ね♪』と、その底抜けの明るさに、長男君の涙も、私の涙も止まりました(笑)
その日から、たまに父から電話がかかって来るようになったのですが、そこにはお酒に溺れ自分を失くしていた父ではなくて、私が大好きだった頃の優しい父の姿があります。
このコロナ禍という状況下での出版、そして様々なタイミングが重なり、転がるように訪れた父とのご縁は、今まで歯を食いしばり頑張って来たことや、人生後悔が残らないようにと守護霊様達が導いて下さったご縁だと感じました。
大好きな頃の父とまた出逢えた事は、きっとこれからの私の未来、そして人生を変えると思います。
このご縁が今後どう変化していくのか分かりませんが、今は、この選択がベストだと思いますし、父を受け入れ許すことが出来た事、それは私にとっては大きな前進のような気がします。
ご縁の復活は、その人その人によってベストなタイミングがあると思います。
早すぎても直ぐに切れてしまうし、長すぎてもご縁の糸が見えなくなってしまう・・・。
このご縁は私の学びも含め一緒に頂いた様に感じました。人生はずっと経験と学びと選択の連続ですね。
今胸を張って思う事は、私は自分の人生が好きです!そう思わせてくれている皆様とのご縁にも感謝しております。本当にありがとうございます。
(*^─^*)
皆様も、素敵なご縁が繋がれますように~☆
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