ローソク足
株式でもFXでもCFDなどでも取引を行うにあたって、状況を把握するためにまず最初に目にするところなので、皆さんご存じかもしれませんが、一応紹介させていただきます。
チャートとは価格変化を表現する図形のことで、
主に『ローソク足』と呼ばれる図形で表現されます。
その図形は、2色の棒状の図形で構成されており、それぞれの色は陽線・陰線というものを示しています。

陽線:スタート時点の価格より上昇している図
陰線:スタート時点の価格より下落している図
それぞれ赤と青で表されていることが多いですが、取り扱う会社などによって、赤と青でない場合(緑や白など)もあります。また、赤と青であったとしても、陰線と陽線を表現している色が逆の場合もありますので、そのチャートを見てから、どのような色で表現しているかを確認しましょう!
ローソク足が切り替わって最初の価格が始値です。ローソク足が一本終わるまでの時間で、一番下に行った部分が安値といい、逆に一番上に行った部分を高値といいます。最終的にローソク足の時間が終わったタイミングが終値と呼ばれ、始値より終値が上にあるのが陽線。下にあるのが陰線となります。
始値や終値の上下にある細い線を、ヒゲと呼び、上側にあるヒゲを上ヒゲ、下側にあるヒゲを下ヒゲと呼びます。
時間足(じかんあし)について
ローソク足は一定の時間を示していて、以下のような呼ばれ方をしています。
月足(つきあし):一本が一か月を示している。
週足(しゅうあし):一本が一週間を示している。
日足(ひあし):一本が一日を示している。
1時間足(いちじかんあし):一本が一時間を示している。
30分足(さんじゅっぷんあし):一本が30分を示している。
そのままの名前なので、難しくはないと思います。
まず、環境認識として、どこの時間足を使う(表示しておく)のが良いのか?ということ最初悩む人が多いかと思います。
答えとしては、『状況が把握できる時間足で見る事』です。
2021年2月末時点での豪ドルの年足➡月足➡日足➡4時間足➡1時間足➡5分足を順番に見てみましょう!
豪ドル円・年足

豪ドル円・月足

豪ドル円・日足

豪ドル円・4時間足

豪ドル円・1時間足

豪ドル円・5分足

時間足を変えることで見える景色が全然違ってくるのが分かるでしょうか?
マップを見る時に、いきなり建物の区画が見えるくらいの縮尺で見ても、「このマップは、どこの国?どこの都市?」となるように、まずは地球規模で国が分かる縮尺で見て、(あぁ~これは日本ね)次に、都道府県が見える縮尺で見て(なるほど神奈川県ね)次に、神奈川県全体の縮尺でみて(あぁ~横浜あたりか)という形で、全体が分かるところから少しずつ詳細を見ていくようにすると把握しやすいですよね。
チャートの時間足も、まずは大きい時間足で見ることが必要です。年足や月足で見て、今までどこからどこまで動いていて、今の位置は高いのか低いのかを把握するようにしましょう。
(また大きい時間足の方が強いことが多く、小さい時間足では上昇しそうな局面でも、大きい時間足では、反発が過去に多くある位置の場合、跳ね返されて下落局面に切り替わる可能性が十分にあります)
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