『それは余計な事なの?!』と言われてドキッ!!

妻が記載しています↓
うちにはとても個性溢れる小学2年生の次男君がいます(笑)
本当に面白くて、ボウフラ(蚊の幼虫)に「ボウフラちゃん」という名前を付けて飼ってみたり・・・(笑)
そんな次男君がとうとう・・・・あの忌まわしき虫を飼い始めたんです・・・・
その名は「G!!」
G!!と聞くとちょっとかっこよく感じますが、ゴキブリです!!!何度も言いますが、あのゴキブリです!(笑)
そんな次男君、つい最近ある出来事があったんです・・・。
家族の様に仲良くさせてもらっている私の友達のファイヤーちゃんには小学4年生の娘さんがいるんです。娘さんと次男君は感性や好きなものが似ていてとても仲良が良く、毎日一緒に学校に行っています。
そんなある日・・・・
たまたま次男君と同じクラスになった同級生のA君が、毎日次男君と娘さんが来るのを途中の道で待つ様になったんです。
最初は良かったのですが・・・どうやらA 君は次男君と娘さんが仲良くしているのが気に食わないご様子・・・・。
そんなある日の事・・・いつもの様に学校の通学時間に次男君と娘さんが仲良くしている所を見るとA君が怒るようになりました。
娘さん
『ねぇ~ねぇ~!!次男君!!見てみて!!ここの木にミノムシがいるよ~♪♪』
次男君
『あっ!!本当だ!!!可愛いね~♪』
娘さん
『ねぇ~可愛いね~♪』
A君
『ねぇ~~~~~~!!!もう行くよ!!早くしてよ!!!』
次男君
『A君、ちょっと待ってて!今、ミノムシが移動中だから!』
A君
『もう、そんなのどうでもいいよ!早くしてって言ってるの!!』
娘ちゃん
『もう、ちょっとだけ待って』
A君
『もういい!!勝手にすれば!(怒)次男君なんか嫌い!先に行くからな!!!』
娘さん
『怒っちゃったね・・・・』
次男君
『うん・・・』
実は次男君と娘さんは通学途中の虫や花などを見ながら行くのが好きなんです。
なので、それが楽しみな二人はかなり早目に家を出ているんです(笑)
でも、A君は虫や植物などに全く興味がないご様子・・・。
次の日・・・・
次男君と娘さんがちょうど話が盛り上がっていると・・・
A君
『ねぇ!次男君!』
次男君
『今、話しているからちょっと待っててね!話が終わったら聞くからね!』
A君
『もういいよ!!知らない!!』
娘さん
『あぁ・・・また怒って行っちゃったね・・・』
こんな事が毎日の様に繰り返されたある日の事・・・
ファイヤーちゃんから電話がありました。
ファイヤーちゃん
『A君の話、知ってる?』
私
『うん、次男君は本当に話さないから詳しくは知らないけれど、少しは聞いているよ!』
ファイヤーちゃん
『実はね、うちの娘が、「私がいるとA君がいつも怒って次男君に嫌な態度をするの。多分私が居なければ、A君が朝から怒る事もないし、次男君も嫌な気持ちにならないと思うから、明日から私は一人で行こうと思う。きっとA君は次男君の事が好きで、私が邪魔なんだと思うの。次男君と一緒に行けないのは寂しいけれど、でも、次男君が嫌な気持ちになるより楽しくお友達と居られた方が良い。だから私は明日から一人で行くよ」って言い出したの・・・。どうしたら良いかな?と思って相談の電話をしたのよ・・・』
私
『そっか、分かった。ちょっと次男君にどうしたいか聞いてみるね!』
そう、言って一旦電話を切りました。
そして、私はファイヤーちゃんから電話があったこと、娘さんが悩んでいた事を正直に次男君に話しました。
私
『娘さんが困っているみたいだけれど、次男君はどうしたい?』
次男君
『実はさ、教室に着いてからも、A君には毎日言ってるんだよ「ちょっと待っててって言ってるのにどうして怒って行っちゃうの?そんな事してたら娘ちゃんにも他のお友達にも嫌われちゃうよ!」って。何回も言ってるのに何度言っても分からないんだよなぁ~本当に困る・・・』
私
『そうだったんだ・・・。まぁ、でも後は次男君がどうしたいかだね』
そう、私が言うと即答で
次男君
『そんなの決まってるよ!娘ちゃんと二人で行くよ!だって、元々は二人で約束してたし、A君が勝手に入ってきて怒るのは違うと思う。俺は友達だからあまり気になってなかったけれど、娘ちゃんが嫌ならそれはちゃんと言ったほうがいいね!そもそも、A君は早く学校に行きたいみたいだから、丁度良いよ!』
私
『でも、A君はどうするの?』
次男君
『いや、それは俺がちゃんと言うよ!一応、俺の友達だし!』
そう言ってA君のおうちに電話を掛けようとしたんです!
私は焦って、
私
『えっ!電話するの?』
次男君
『そうだけど!』
私
『いやいや、ちょっと待って!電話をすると言う事は、あちらの親御さんにも伝わって、ちょっと大事になると困るから、とりあえず電話はやめようか・・・』
次男君
『うん・・・分かった!じゃ~、明日にでも俺からもう1回A君にちゃんと言っておくよ!』
そして次の日・・・
学校から帰ってきた次男君が、
次男君
『ママ!A君に言ったよ!』
私
『何て言ったの?』
次男君
『今のまま、ワガママな態度を続けていたら、もう俺達と一緒に行けなくなっちゃうよ!もしそれが嫌なら、もう少し娘ちゃんの事も考えてあげてねって』
私
『A君は何だって?』
次男君
『「はいはい!分かりましたよ!」って言ってたけど、あの態度は絶対に分かってないね』
そう言って、数日が経ったころ・・・・
次男君
『あっ!そうそう!ママに言い忘れてたんだけれど、学校の帰りにA君のお家に行ったの。そうしたら、丁度A君のお母さんが居たから言っておいた!』
私
『えっ!言っておいたって何て言ったの?』
次男君
『普通に!』
私
『その、普通が気になるのよ(苦笑)』
次男君
『朝、学校に行くときに、何回言ってもワガママを止めないので、もう明日から一緒に学校に行かなくても大丈夫です!って言ったよ!』
私
『・・・・なるほどね(苦笑)なかなかど直球で言ったのね・・・それでお母さんは?何て言ってたの?』
次男君
『「はい、分かりました」って言ってたよ!』
私
『そっかぁ・・・』
次男君
『だって、言いたい事はハッキリ言わないと伝わらないじゃん!』
私
『そうなんだけどさ・・・あまり余計な事を言わない方が良いよ!』
そう言うと、珍しく真剣な眼差しで私を見て
次男君
『余計なこと?』
私
『うん、だって一緒に行きたくないと思っているのは娘さんでしょ?なのに、それを勝手に次男がA君に言っちゃうのはどうなんだろう?と思ってさ・・・しかもA君のお母さんに・・・』
次男君
『だって、娘ちゃんは俺の大事な友達なんだよ!その娘ちゃんが俺の友達の事で困っているのに、ママはそれでも余計な事だって言うの?』
私
『いや・・・・まぁ・・・・そうだよね・・・』
次男君
『本人に何度も注意した!それでも娘ちゃんが嫌がるような事をしたり、ワガママを言う。だから、お母さんに言ったの。それの何処が余計な事なの?』
私
『そうだね。余計な事では無いね』
次男君
『大丈夫だよ!だってA君とは朝、一緒に行かなくても学校に行ったら仲良く遊べるし』
私
『そっか、なら良いけれど』
そして、次の日・・・・
A君はと言うと・・・・
A君
『俺、もう次男君達と一緒に行かない事にした!』
(多分、お母さんから言われたのだと思います^^;)
次男君
『うん!分かった!』
そう言っていたのですが・・・
その次の朝も同じところに居るようなんです(笑)
それについて次男君が
次男君
『一緒に行かないんじゃなかったの?』
A君
『いや・・・待ってたんじゃなくて、たまたま通りがかっただけ!』
次男君
『あっ、そうなんだ。でも、一緒に行ってワガママ言ったら一緒に行かないからね!』
A君
『別にいいけど!』
と、まぁ、こんな感じになり、実際に今も一緒に行っているのですが・・・・
愚痴を言わない次男君が珍しく昨日・・・・
次男君
『本当にA君って、あまのじゃく!』
私
『あまのじゃくなんて言葉を知ってるんだ!(笑)』
次男君
『あいつさ、別に悪い奴じゃないのに・・・何て言うのかな・・・直ぐに逆の事を言うんだよ。それ勿体無いと思う。でも、まぁ、俺がどんなに言っても直すのはA君次第なんだけど!!でも、絶対に勿体無いよ!ママそう思わない?』
私
『あはははは(笑)確かにそうだね!なかなか大人の発言!』
でも、実はファイヤーちゃんの娘さんも大人なんです(笑)
案の定A君が怒って先に行ってしまった通学中に次男君にこう言ったそうです。
娘さん
『人は一回ではなかなか言う事を聞けないから、私ももう少し様子を見てみようと思う』
と。私の知らない所で子供達はこういう経験を経て自分の価値観や、自分に合ったお友達作りをして、色々な経験や体験をしながら学ぶのだと思いました。
親から見るとドキドキハラハラしますが、子供の成長が垣間見えた出来事でした!
(o’∀’))
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