投資を始めるにはFXが向いている理由

投資を始めるにはFXが向いている理由

まず、投資をするためにトレードの基本を学ぶ必要がありますが、その上でFXが他の取引と比べ初心者に向いている理由を5つ紹介します。

1.銘柄選定に迷わない
2.価格の変動範囲が分かっている
3.株価に連動しやすい通貨がある

4.取引が成立しやすい
5.小さい取引売買ができる

1.銘柄選定に迷わない

投資を始めるにあたって、まず株式投資を思い浮かべる人も多いと思います。その際、どこの会社の株を買ったらいいのかということにまず、つまづくと思います。
割安な株を見つけようとBPS(一株当たりの純資産)やPBR(株価純資産倍率)を調べたり、配当利回りを調べて高配当株を探したり、株主優待が魅力の株を探してみたり、今後伸びてくる業種を検討して絞り込んでみたりと無数にある銘柄を選ぶことに疲れてしまうのではないでしょうか。

その点、FXは通貨なので、その国一つ一つが会社だと考えれば、メジャーな国や通貨は限られています。

私は主に、上位5つである米ドル・ユーロ・円・ポンド・豪ドルの5つの組み合わせで取引をしています。

取引量の少ないような通貨は、手数料が高い(スプレッドが広い)のと、トルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソなどの金利(スワップ)が高いところは、会社でいうと業績不振の会社の株と同じように、インフレ率が高くどんどん価値が下がっていく可能性が高いので手を出さないことをお勧めします。

2.価格の変動範囲が分かっている

トレードを行う際に、価格がどこからどこまで動くのかというのが分かっていると、割安か割高かというのが把握しやすいですよね。しかし、株式や仮想通貨などは、どこまで上がるのかよく分かりません。

上記チャートを見てみてください。2016年以降のテスラモーターズの株価と2014年以降の仮想通貨ビットコインの取引価格のチャートです。

ビットコインなどは、2017年になる前までほとんど価値がなかったものが、1ビットコインを購入するのに、4百万円以上出さないと購入できないという状況です。今後もどこまで上がるかよく分かりません。そして、上がるということは落ちる深さも大きくなるということなので、リスクもそれに伴って大きくなります。

為替は、国と国との貿易との関係からバランスを取る必要があるため、極端な円高・極端なドル高などは輸出入をする上で不都合が生じるため、適正レートに調整をかけていく必要があります。そのため、一定価格の範囲で動いていることが多いということです。

上の画像は2006年からの米ドルと円のチャートで、およそ80円から120円の間で主に100円~115円の間にいることが多いです。

上の画像は2006年から豪ドルと円のチャートですが、およそ60円~103円の間で、主に72円から90円の範囲で動いていることが多いということが分かります。もっと長い期間を遡っても、ほとんどこの範囲に入っています。

3.株価に連動しやすい通貨がある

オーストラリアは、資源国であるため、経済活動が活発化すると資源が他国から買われるため、豪ドル高となりやすくなります。また、経済活動が活発化しているかどうかの指標として株価とも連動しているため、株価が上がると豪ドル円は、豪ドル高・円安方向に動きます。

そのため、日経平均やニューヨークダウなどの価格をチェックすることに繋がり、世の中の株価の動きを把握していく勉強にもなります。

また、『コロナ禍での株価について』で記載したように、現在日銀がETFという形で株を買い支えています。株価が落ちれば、買い支えられるため株価が上がっていくのに伴い、豪ドルも上がっていきます。そのため、日銀が買い支えを続ける限り豪ドルはなかなか落ちにくいという状況にあります。そして、今後コロナがワクチン等で落ち着いてきたとすると、日銀の購入したETFを売却する方法を考える必要があります。個人投資家や機関投資家などに期限条件などをつけて割引をして売却を打ち出してくるのではないかと思いますが、少しずつETFの売却が行われていくことを考えると、価格が上がりすぎることも起きにくくなってくると思います。そうなってくると、変動幅が小さくなってくるので、同じような価格帯を行ったり来たりする相場では、少し下がったら買って、少し上がったら売ってというのを予約で入れておけば利益を上げやすくなります。

4.取引が成立しやすい

株の売買をする際は、購入者と売却者が必要です。あまり取引が活発でない株式銘柄の場合、注文を出しているのに購入できない、売却できないということが多々起こります。

しかし、通貨取引の場合は、全世界で常に売買が行われていて、多くの人たちがこの価格で購入したい、売却したいという予定の注文が常にある状態のため、取引が成立しないということがほとんどありません。そのため一瞬で購入・売却の決済が出来ます。

5.小さい取引売買ができる

たとえば、ファーストリテイリングの株を購入しようとしたら、2021/2/8現在、1株9万3千円以上かかってしまいます。数万円で購入できる銘柄も沢山ありますが、それでもなかなかポンポンと購入していくには大きな資金が必要となります。

FXでも、取引の最小単位が1万通貨(米ドル円であれば1万ドル)以上となっているところもあれば、最小で1通貨(米ドル円であれば1ドル)で取引出来るところもあります。(例えばSBIFXトレードなど)
最初は、投入資産が小さい取引になるでしょうから、少なくとも千通貨(Lotという書き方をしている場合は0.1Lot)以下で取引が可能な会社を選ぶといいでしょう。

例えば1通貨で購入しようとした場合、(1ドル100円だとすると)、約5円の証拠金で1ドルが購入出来ることになるため、数万円くらいの少額を運用するというのにも向いています。

次回は、具体的な取引をするまでの手順を記載してみます。

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