FXの注文の仕方と資金管理

FXの注文の仕方

前回までに、始める準備として入金の流れまで掲載しましたが、いざ取引をしてみましょう。

操作は至ってシンプルで簡単です。
(掲載する画像は、みんなのFXというところのソフトで説明してみたいと思います)

取引注文を出す前に、設定を変更しておきましょう。
理由としては、取引注文の際に注文量のミスをしないようにするために、最初は小さい取引量の注文となるように注文設定で変更しておきましょう。

変更方法は、メニューの項目の中に、設定というところがあるので、注文設定をタップします。

みんなのFXでは、最小取引量は千通貨(0.1Lot)です。米ドル円の通貨ペアであれば、千ドルの購入が最小単位ということです。多くのFX業者では、1万通貨を取引の初期設定にしてあると思います。間違って多い注文をしてしまわないように設定しておきましょう。次に通貨ペアです。

通貨ペア設定は、間違って、違う通貨ペアの注文をしないようにするため、取引を行う通貨ペアだけON。もしくは把握しておきたい通貨ペアだけを表示するようにしましょう。
では、取引注文をしてみましょう

画面下の部分のレート・チャート・スピード注文のどれからでも注文が可能ですが、今回はレートというところから注文を出してみたいと思います。例えば、一番上に設置してある豪ドル円(AUDJPY)をタップします。

注文画面が出てきます。最初は、成行注文の画面なので、赤く(買)Ask81.795と表示されている部分をタップするだけで、0.1Lot(1000豪ドル)が購入出来たことになります。次に指値注文です。

成行の隣に表示されている『指値』をタップします。
注文価格を入力して、注文を押すだけです。
画像の例では、1豪ドルが81円で買える価格になった際に、自動的に0.1Lot購入されます。
次にIFD注文を見てみましょう。

IFD注文は、買値と売値を事前に予約に入れておくやり方です。
IFDをタップして、買値(例では81円)を入力、売値(例では81.5円)を入力して、注文をタップするだけです。
これで、豪ドルの為替レートが81円になったら千豪ドル購入され、81.5円に上がったら自動的に売却され利益確定されます。

手動で利益確定(決済)するには、ポジションというところをタップして、売却したいポジションを左にスワイプするとクイック決済というのが出てくるので、そこをタップするだけで利益確定が出来ます。

ねっ、簡単でしょ?^^

問題は資金管理です!!

資金管理

トレードをする際の一番難しいところは、欲のコントロールです。
最初は、おっかなびっくりしながら、取引を始め、小さい取引を繰り返すと思います。しかし、利益が出始めると欲が出てしまうものです。
上昇トレンドに入った通貨はある程度長い期間そのトレンドが続くことがあります。
下の画像を見てください。豪ドルの1年間のチャートです。一本の棒グラフが一日の動きを示していて日足(ひあし)チャートと呼びます。

コロナの影響で、株価が暴落し60円台まで落ちた後は、基本的に右肩上がりに上昇トレンドを形成しています。
紫の線は200日移動平均線と言って、約10か月の一日の終値を平均した線。
黄色の線は、20日移動平均線と言って、約1ヵ月の一日の終値を平均した線。


この線を上回るか下回るかというのは、投資家の中で意識されやすいラインとなるので、よく使われます。この線を上回っている時は、上昇トレンド。下側にいるときには下降トレンドという風に見れます。ここ一年、豪ドルはほとんどが上昇トレンド時期だということが分かります。豪ドルは株価と強い連動性がある通貨なので、基本的に株式も同じような動きをします。

上昇トレンドが続く限り、少し買っては価格が上昇し利益が出る。また少し下がって買ったら利益が出てを繰り返していくことになり、だんだんと欲が出始めもっと多くのポジションを持っていれば、もっと利益が出せていたのに・・・と大きなポジションを持つことになっていきがちです。そして想定以上の下落があると耐えられなくなって資金を減らしてしまうということに繋がります。

私は、月単位で今まで一度もマイナスになったことがありませんが、しっかりとした資金管理をするためにはどうしたらいいのか?ということを次回、記載してみたいと思います。

買いポジションと売りポジション

今まで、外貨預金のように米ドルや豪ドルを購入することだけを解説してきましたが、それを『買いポジション』とか『ロングポジション』という言い方をします。ロングは、買って価格が上がったら(円安になったら)利益が出ます。

逆に、外貨は持っていない状態で先に外貨の売りを入れて、後で買い戻すという注文を『売りポジション』とか『ショートポジション』という言い方をします。ショートを入れると、価格が下がったら(円高になったら)利益が出ます。

そのため、使い分けると上がっても下がっても利益が出せるように取引出来るということですが、注意が必要です。米ドルも豪ドルも基本的に日本の円よりも金利が高い通貨なので、ロングポジションを持っておく分には、日々金利(スワップポイント)がついてプラスとなりますが、ショートを組むと持っておくだけでマイナス金利となります。長い期間持っておくには、精神衛生上良くないので注意が必要です。もしユーロ円の通貨ペアを取引する場合は、ユーロの方が金利が低いので、ショートポジションならスワップポイントがプラスとなりますが、ロングポジションではマイナスとなります。

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