始める前の準備

殆どの証券会社において登録をする場合、マイナンバーカードを登録する必要があります。そのため、通知カードしか受け取っていない状態なら、QRコードが添付されているはずなので、QRコードからマイナンバーカードの申請を行ってください。
投資をするかどうかに関わらず、マイナンバーカードはコンビニで住民票が取れたり、確定申告がしやすくなったり、マイナポイントがもらえたり、今後健康保険証として使えたり、と便利なので皆さん取得しておくといいと思います。
マイナンバーカード申請から数週間で、マイナンバーカードの受け取りが出来るという通知が届くので、予約をして役場に取りに行ってください。
証券会社を決める

国内には100社以上のFX業者があります。その中から、自分に合った業者を選びます。
ちなみにいきなり海外業者に手を出さないようにしましょう!海外業者で口座開設することでレバレッジ数百倍から高いところだと5千倍なんていうレバレッジをかけられるところがあります(国内の業者は規制により25倍までしかレバレッジをかけられません)。ギャンブラーにはたまらないのかもしれませんが、仕組みがしっかりと理解できるまでは危険です。
10万円で5億円分ものお金を動かせてしまいますからね(笑)。
ちょっとした価格変動で原資が一気になくなってしまう可能性があります。
さらに、海外業者を使って一定額所得を持ってしまうと税務的にも不利です。国内業者のFXでは株式と同じように、申告分離課税となり一律20.315%です。但し、海外FX業者は総合課税となるため、仮想通貨などと同じで、損益通算が出来ないのと最大で55%まで上がっていきます。
使用する業者を決める上で、確認する点は、(仮にみんなのFXというところの各ページを紹介しますが、みんなのFXを勧めているわけではありません)
1.スプレッドの狭さ(スプレッド)
2.スワップ金利の優位性(スワップカレンダー:1万通貨を購入している時に一日で付く金利を示しています)
3.最小取引通貨量(取引可能通貨量)
4.ツールの使い勝手
5.出金の際の手数料などの条件
上記5点をまずは確認してみると良いと思います。
出金の手数料については、無料のところも多いですが、数回目からは手数料がかかったり、一定金額以上でないと出せなかったり、出金依頼をしても、振り込みが実施されるまでに数日の時間がかかるなんていうことも多くあるので、自分の使い方にマッチしているかを確認する必要があります。
ツールの使い勝手は、使ってみないと分かりませんが、業者によってはデモトレードが出来ます。多くの業者はデモトレードが出来る期間が数ヵ月のみですが、外為オンラインのデモトレードは無期限でデモ取引が出来るためどんなものか試しにやってみようという人にはお勧めです。慣れるまでとことん練習してみてください。(一部利用できない機能があったりします)
デモトレードは実際に入金したりせずに(マイナンバーなどの登録もしなくて大丈夫です)、自分で想定した望む原資を適当に決めて、実際の為替レートを使って実際の操作とほぼ同じ形で取引が出来ます。最初は、操作を間違えてしまって、大きな通貨量を入れてしまい想定以上の損失を出してしまうなんてこともあるので、まずはデモトレードでどんな操作で、どのくらいの取引をすると利益・損失が出るのかを感覚的に掴めるまでやってみてください。
一つのデモトレードで慣れたら、他の会社のデモトレードをやってみて違いなどを確認してみましょう。気に入った業者が見つかったら、本登録をして口座開設してみてください。
口座開設から入金作業まで
口座を登録するのは、マイナンバーカードと場合によっては運転免許証などの個人確認書類を写真に撮って登録をします。メールが届いてすぐに口座開設をされ、取引ができるようになるところもありますし、登録後IDとパスワードが郵送で送られてきてからスタートする会社もあります。
無事口座開設が完了したら、その設定されている口座に入金をします。
あまり入金額が小さい(例えば10万円以下)と、持てるポジション(外貨に変換する額)が少なかったり、耐えられる余裕もなくなるため、数十万円の手持ち資金は用意しておくことをお勧めします。そして、用意した金額は、全額一気に入れるのではなく、少しずつ原資を増やす形で毎月入金していくと欲をコントロールするのに良いと思います。
どうしても原資が沢山あると、余裕があるうちはどんどんと多くのポジションを持ってしまって想定より価格が下がった時に耐えられない量を知らず知らずのうちに入れてしまっているということが起こる可能性があるので、ご注意ください。(資金管理については今後書いていきます)
着金が無事確認出来たら、すぐに取引が出来る業者であればいいのですが、FX口座と入出金口座に分かれている業者があります。その場合は、入出金口座に入金がされているため、FX口座に入れ替えをしてあげる振替作業が必要となります。振替元を入出金口座として、振替先をFX口座にして振替金額を入力して実行すれば、手続き完了です。(銀行口座の振り込みと違い振替作業は即座に反映されます)

次回、いざ取引操作をやってみましょう!!
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