人生初の霊能者さん!①

妻が記載しています↓
私がまだ二十代後半の頃のお話です。実家が飲食業を営んでいた事もあり、私はこのお店の看板娘(自分で言うなですが(笑))として働いていました。
ある日、お客様として60代位の女性がお店にやって来ました。私は一度も面識が無く知らなかったのですが、実はその女性、近所でも有名な霊能者と呼ばれる人でした。ちなみにその時にはまだ私は霊が視えたりしませんでした。なので、そもそも霊が視えたり未来が分かったりする人が本当にいるんだ・・・と言う感じでしたし、あまり興味すらありませんでした。ただ、母が霊が視える体質ではあったので、まぁ、そんな人も世の中には居るよね、くらいな感覚だったんです。
仕事が落ち着き、私がお店の座敷で一休みをしていると、その女性が私を見るなりいきなり話しかけてきたんです!
霊能者さん
『あなたの隣に男の子が居るね・・・でも、心配は要らない!この男の子は悪さはしないから。多分、お母様かお祖母様の繋がりのある水子の魂だね。あなたと一緒に成長したいんだね。ただそれだけだから・・・』
私
『えっ!そうなんですか?!まぁ~でも悪さをしないなら良いか・・・』
不思議と怖いと言う感覚はなく、一緒に成長したいならしよう!という感覚でした(笑)
霊能者さん
『ところで、あなた、今彼氏はいるの?』
私
『はい、います!』
霊能者さん
『あらそう・・・その人は年上でしょ?しかも少し離れてるわよね!』
私
『はい、8歳年上です!』
霊能者さん
『その彼とは結婚するの?』
私
『どうなんでしょう・・・私は結婚願望はあるけど、彼がどう考えているのかは分かりません。でも、あまり結婚願望は無い様に感じますけどね』
霊能者さん
『そうね・・・彼とは結婚しない方が良いわよ!』
私
『えっ!そうなんですか?!!相性が悪いとか分かるんですか?!』
霊能者さん
『今の彼がどうこうではないんだけど・・・あなたの事をもっと大事にしてくれて、もっとちゃんと愛してくれる人がいるの!だから、彼とは結婚しない方が良いわよ。一言で言うと愛の深さが全く違うのよ!その彼は、あなたに会ってすぐに結婚したいって言うわよ!!』
私
『へぇ~・・・・そうなんですね~』
そうなんですね~とは言ったものの、あまり信じていなかったし、真剣には聞いていませんでした(笑)
霊能者さん
『でもね、その彼はちょっと年下なの!』
私
『あっ、なら無理です!!(キッパリ!!)私、本当に年下の男性に興味が無いんです!』
霊能者さん
『あら~そうなの?』
私
『まぁ~、1~2歳くらいの年齢差なら良いけれど・・・それでも・・・う~ん・・・やっぱり無理かも!』
霊能者さん
『いや、この彼は1~2歳位ではなくて、7歳年下の人!』
私
『あはははは!!!(笑)絶対に無理です!!(笑)だって、7歳年下って(笑)笑わせないで下さいよ~!19歳位ってことですよね?!無理無理!!絶対に無理だし、19歳って・・・犯罪ですよ(笑)』
あまりの年齢差に、笑ってしまうくらい無理だったんです(笑)
霊能者さん
『でもね、この彼はさっきも言ったけどあなたに会った瞬間にあなたと結婚したいと言い出す位、あなたの事を好きで大切にしてくれるわよ!顔も、今の彼なんかより全然イケメンだし!!』
私
『あはははは(笑)なら、尚更無理です!(笑)だって、年下もイケメンも両方嫌なんです!』
霊能者さん
『あらぁ~、そうなのね・・・。今は良いわよ!でも、私の言ったことを覚えておいてね!』
私
『はい(笑)分かりました!』
とは、言ったものの、そんな事なんてすっかり忘れ・・・・時が過ぎました。
あの話から三年後のある日の事です・・・
私が仕事をしていると閉店間際にスーツを着た若い男性が入って来ました。
お客様
『あの~まだ、大丈夫ですか?』
私
『はい!どうぞ!』
お客様
『すみません!もう直ぐ、閉店時間でしたよね?』
私
『大丈夫ですよ!お気になさらず、ごゆっくりしていって下さいね!』
お客様
『ありがとうございます!』
このお客様、初めて見る顔だな・・・しかも、この時間に若いお客様なんて珍しいなぁ。
スーツを着てるから新入社員って感じかなぁ~?そんな事を思って見ていました。
それからも、何回かそのお客様が来るようになり、いつも閉店間際にくるので顔も覚えていました。夜に来る常連のお客様は大体がおじ様だったので、若いお客様が印象に残っていました。
そしてある日のこと・・・・
お客様
『あの~・・・・スカイダイビングとか興味あるんですか?』
いきなり話しかけられ、しかも、何で知ってるの?!と驚く私!
私
『えっ!あっ・・・そうなんです!何で知ってるんですか?』
お客様
『この前、スカイダイビングの帰りにお店に寄らせてもらって、その時にお父様とお話する機会があって、私が『今、スカイダイビングをやって来たんですよ!』と伝えたら、お父様から「娘がこの間、スカイダイビングをやりたいって言ってたんだよ~!だからスカイダイビングに行ったとか言わないでよ~絶対にやりたがるから(笑)」って、冗談っぽく言われたんですけど、言ってしまいました(笑)』
私
『あはははは(笑)そうだったんですね!』
お客様
『もし、良かったら今度一緒に行きませんか?』
私
『えっ!行ってみたいです!』
お客様
『最初からスカイダイビングだと怖いかも知れないので、最初はモーターパラグライダーからやってみると良いかも知れませんね!』
私
『モーターパラグライダーもやられているんですか?!凄いですね!』
お客様
『色々と趣味でやってます!』
私
『空を飛べたら気持ちが良いだろうなぁ~』
お客様
『気持ちが良いし、スリルもあって爽快ですよ!』
こんな話で盛り上がり、それからもたまに来るお客様と仲良くなりました。
次回は『人生初の人生を変える飲み会!②』をご紹介します!
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