コロナ禍での株価について

コロナ禍での株価について

一般的に株価というものは、景気指標として景気が良ければ上がり、悪ければ下がるというものです。

現在、未曾有の大不況ですから、本来なら株価は低迷している時期です。

ところが上の写真は2021年1月14日時点での日経平均(CFD:←また改めて解説します)の(月足)チャートグラフです。2万9千円近くにいます。

左端が1991年ですが、約30年間で一番高い水準となっています。

なんで株価が上がっているのか?

その理由は、大きく2つ。

一つ目は量的緩和といってお金を沢山発行して世の中に流通させたから

例えば、日銀の国債の買取や国民一律10万円給付、GOTOトラベルやGOTOイートなど、様々な施策によりマネタリーベースやマネーストックと言われる世の中のお金の量を増やしたことで、市場に余ったお金が株式に流れているというのが一つ。

二つ目は直接、日銀がETFを購入することで株価を買い支えているという点です

ETFの説明、Exchange Traded Fund(上場投資信託)の略です。

現在、上場しているETFは、200以上の銘柄があり、様々なカテゴリーで分けた会社の株を少しずつ集めてきて、パッケージ化した商品のこと。

そのETFを日銀が年間12兆円規模で購入し、株価を支えることを表明しています

これだけの量購入するとなると証券会社が持っているETFだけでは足りなくなってくるので、証券会社は各銘柄の株を追加で購入し、新たなパッケージとして調達します。

そのため、間接的に株が購入され株価が上がります。

日銀が購入しているETFは主に日経平均やTOPIXに連動するもので、

午前中に株価が下がった状態の時にその日の午後に買い入れがされるように予定されていると言われています(詳細は公表されていません)

そのため、株価が落ちにくく上がりやすい状況にあると言えます。

しかし、ここまで上昇した株をいまさら買い増していくのは、なかなか勇気がいりますよね。

なので、今後こういう方法もある。ということを少しずつ紹介してみたいと思います。

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