『感謝の押し売りはやめよう!』

『感謝の押し売りはやめよう!』

妻が記載しています↓

『感謝』はとても大切だと思います。でも、この間お姉さんと話していたらこんな話になったんです・・・。それが『感謝の押し売り』です。

そもそも、感謝する事は無理矢理させても意味が無いんですよね。

今日はそんな感謝についてお姉さんと話した事をご紹介します!

お姉さん
『最近、とても目に付くことがあるんだよね~』


『お姉さんからそんなこと言うの、珍しいね(笑)』

お姉さん
『とても目立つのが感謝の押し売りなの。確かに感謝する事はとても大事だと思う。でも、「息子は感謝してくれているけれど、娘は全く感謝してない・・・」「嫁に感謝が足りなくて本当にイライラする」「旦那は感謝が足りない・・・」など例を上げたらキリが無い!もうね、呆れて開いた口が塞がらないのよ!口は無いけれど(笑)そんなに感謝を相手に求めるならやらなければ良いだけ!』


『あはははは(笑)』

お姉さん
『例えば、親子関係を見てもそうなんだけれど、子供が複数いると親は子供達に同じ愛情を注いだと思っているよね。でもそれは「つもり」なだけなの。何故なら、同じ親から生まれてきても魂のレベルや課題など全てが違う。だから同じ親に育てられてもそもそもが同じ視点で親を見ている訳では無いの。子供の視点で見た時に親からの愛情の受け取り方や愛情の量はそれぞれ違ってくるのは当然の事なんだよね。そして子供達が皆、親に対して同じレベルで感謝の念を抱いているのかと言ったらそれも違うの』


『確かにそうなんだよね・・・私は一人っ子だったから分からなかったけれど、今、二人の息子達を育てていても、それがとても難しく感じる所でもあるの。同じ様に愛していても同じように接していても息子達の感じ方や受け取り方は本当に違うから・・・』

お姉さん
『そうだよね。子供に限らず、嫁姑の関係もそうなの。例えば、お姑さんの立場からすると「食事も作ってあげて孫の面倒も見てあげて良い事を沢山してあげてるのに・・・」そう思っているのかも知れないけれど、それを有難いと思う嫁もいれば、お節介だと感じる嫁もいるという事なの。

だから厳しい言い方をするけれど、感謝して欲しい!感謝しなさい!と言うのはお門違かどちがいなの!「やってあげている」「やってあげた」これを言う人がとても多いけれど、それは相手に頼まれたんですか?と言う事ね。頼まれた事ならまだしも、大概が頼まれてもいないのに勝手にやって「やってあげたのに感謝が無い!」「やってあげたのにお礼の一つもない!」と言っている。なら、やらなければいいだけなの』


『厳しい言い方だけれど、確かに・・・しか出てこない(笑)』

お姉さん
『だから「感謝してほしい」そう思うならやらなければいいだけ!一言で言うと恩着せがましい気持ちからは本当の感謝は生まれないという事ね!そして、「感謝するべき」「感謝しなさい」それは他人が言う事では無いの』


『そうだね・・・』

お姉さん
『相手が望んでもいない事を勝手にして「○○してあげたのに・・・」そう言ったり、「親に生んでもらったのだから感謝しないとダメだよね!」など、これらは他人が言う事では無いの。これが感謝の押し売りね!』


『それ、親になったから余計に分かるの。私は息子達に対して、生んであげたんだから感謝して欲しい、育ててあげているんだから感謝するのが当然など、一度も思ったことがない。だって、子供が欲しいと望んだのは親の私達であって、子供では無いから。子供は親を自ら選んで来るけれど、それは親の方がそのきっかけを与えなければそもそもが来れないからね。だから感謝しろ!という人の気持ちが私には分からないんだよね・・・・。感謝の気持ちは大事だし、子供の方から感謝するのは良い事だと思うけれど、親や他人の方から言うのはとても違和感があるなぁ~』

お姉さん
『そもそも、一言で感謝と言っても深さというものがあるんだよね。例えばお手伝いをしてもらったのと、命を助けてもらった時の感謝の深さは違うでしょ!この様に親からの愛情も同じで、受け取った側の愛情の深さや受け取り方も人によってかなり違うの』


『そうだね・・・かなり違うよね』

お姉さん
『感謝の本当の意味が分かっていない人が感謝の押し売りをする。これは私の考えだけれど、本当の感謝とは「今、幸せだと感じられる心を持てている事に気が付く事」だと思うの。でも、その気付きは親が与えてくれたとは限らない。

感謝の押し売りをしてしまう人は、一言で言うとね、「自分が良いと感じている事=誰にとっても良い事」という価値観の人ね。例えば親孝行に対して「自分が幸せなのは親のお陰だから親に感謝しよう=あなたが幸せなのは親のお陰だから親に感謝しなくちゃだめだよ」になる。

でも、今、言った様に必ずしも今幸せに思えている心は親がくれたものとは限らないという事ね。自分が親に感謝し親孝行をしたければすれば良い。でもね、世の中はそんな明るい世界を見ている人だけでは無いの。そもそも親孝行をしたいと思える人は親から適切な愛情を貰った人。親孝行をしたくない人、できない人は親から適切な愛情をもらってないから出来ないの。そこの根本的な部分は人によって様々だという事ね。だからその自分の狭い価値観だけで感謝の押し売りをする事にとても違和感を感じる事があるの』


『本当にそう思う』

お姉さん
『だからね、私が言いたいのは気軽に「親孝行をした方がいいよ!」「親孝行はするべきだ!」と簡単に言う人がいるけれど、その言葉で人を傷つけている事もあるという事を分かったが良いということ』


『それはそう思う。私ね息子達に感謝の話をする時には必ずこういう言い方をするの。「パパは私達の為に一生懸命お仕事をしてくれている。いつも言っているけれど、親だから偉いわけではない。でも、パパが家族の為に頑張ってくれている事に対してママはとても感謝してるんだ。だから息子君達にも感謝の気持ちを大切にして欲しいな!」って。感謝しなさい!ではなくて、自分は感謝をしているし、その気持ちを忘れずに大切にして欲しいという言い方をしているんだよね』

お姉さん
『それで良いと思うよ!感謝の心を持つ事はとても、大切だからね』


私は感謝なんかされなくても良いの!でも、子供達には感謝したい!そう心から思ってもらえるような親子関係でいられたら良いな~と思っているんだ♪』

お姉さん
『そうだね!その心掛けはとても良いね!』


この様に、『感謝の押し売り』について、お姉さんと話した事が誰かの気付きになってくれたら良いな~と思って載せました。ちょっとキツイなと感じる言い方もあったかも知れませんが、そのままのやり取りをそのまま載せました。お姉さんは時には強めの表現も入りますが、私にはとても愛のある言霊に感じます。これもその人の受け取り方なのだと思いますが、お姉さんの強い言霊が一人でも誰かの魂に響いてくれたら幸いです♪

(*^─^*)ニコッ

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