明日、命がある保障は何処にも無い・・・

妻が記載しています↓
うちには中1と小2の息子達がいます。
性格も体格も全てが真反対で価値観も全く違う・・・。
そんな兄弟は仲も良いけれど、よく喧嘩もするんです。
そしてつい先日、私が大激怒する事件が起きました!!!普段の私は叱ったりはしますが、余程の事が無い限り大激怒する事はありません・・・
ですが、この日は久しぶりに私の雷が落ち・・・子供達は反省した様子(笑)
でも、これは人が人として生きていく上でとても大切な事だからです。
どうして私がそんなにも大激怒したのか・・・
今日はその事も含め、色々とお話していきたいと思います。
私は、基本的に兄弟喧嘩をしても良いと思っていますし、余程の事が無い限りは殆ど口を出す事はありません。
何故なら、それも全てが学びになると思っているからです。
人は、どんな事を言われると嫌な気持ちになるのか・・・
どんな言い方をされると嫌な気持ちになるのか・・・
それは生きていく上でとても大切な事だからです。
そして、私は子供達の喧嘩が一通り終わると必ず聞くんです。
『今のはどうして喧嘩になったと思う?』と。
この『何故』が分からないと人は反省したり、納得できないと思うからです。
そんな我が家には子供達が小さな頃からのルールがあるんです。
それは『喧嘩をした時に手を出した方が負け!』というルールです。
だからどんなに喧嘩をしてもお互い手を出すような事はありません。
しかし、例外はあります。
正当防衛なら良い!と言ってはいますが、実際にお友達と喧嘩になって相手が殴ったり蹴ったりしてきても、やり返す事はしないんです。
その理由を長男君に聞くと『例え相手が自分を傷つけてきたとしても、相手を傷付ける事が嫌だから・・・だって自分には口がある。だから話し合いで解決をする方が最終的には分かり合えると思うから』そう言うと、隣でそれを聞いていた次男君も『俺もそう思う!』と言っていました(笑)
特に私が物心着く前から口をすっぱくして言ってきたのが『男の子はどんなに腹が立ってもどんな事があっても絶対に女の子には手を出してはいけない。何故なら女の子は大人になったら命を生み出す大切な体だからだよ。その体を傷つけるような事だけは絶対にしてはいけない。男の子が女の子より力が強いのは女の子や弱い立場の人、そして大切な人を守る為!だからその力は息子君達が守りたいと思った人を守る為に使ってね。言葉でも人は傷付く。だから言葉で大切な人を傷つけたりするのではなくて、言葉は愛や気持ちを伝える為に使って欲しいんだ』と伝えていました。
まだ幼かった息子達には言っている事が難しくて意味が分からなかったかも知れませんが、始めはなんとなくで良いんです。そのなんとなくがだんだんと魂に刻まれれば良いなと思っていました。子供って幼稚園くらいになると不思議と子供扱いせずにきちんと向き合って話すと分かったりするんです!難しい言葉を使うのではなくて、なるべく簡単に端的に伝える事を心がけていました。
実際に、子供達のパパであるハイセルは結婚して15年ほど経ちますが、一度も私に怒った事が無いんです。(私が怒る事は多々ありますが(笑))
なので、そんなパパの姿を見ている息子達は『女性を守り大切にすることの大切さ』というのを日々、学んでいるのだと感じています。
大人になっても感情に任せて手を出す人がいますが、それはきっと幼少期に自分の心や気持ちを理解してもらえる相手がいなかったり・・・ご両親との信頼関係が無かったり・・・色々な原因があるのだと思います。
人は生まれながらにして負を背負っている人なんていないと思うからです。
そんな息子達ですが、先日は喧嘩がヒートアップ!!!とうとう言ってはいけない事を口にしたんです・・・。
次男君
『もう、本当に長男君ってムカつく!マジで死ね!!』
長男君
『はぁ~??お前が消えろよ!!!』
その言葉を聞いた私は息子達にロックオン!!!大雷を落としました。
私
『いい加減にしなさい!!!今の言葉だけは絶対にダメ!二人ともママの話を良く聞いて!!!人の命は明日どうなるかなんて分からないの!!もし、明日どちらかが交通事故にあって死んでしまっても今の言葉を言ってしまった事に後悔しないのね?ママがどうしてこういう事を言うのか分かる?もし、『死ね!』『消えろ!』そう言って、もし明日本当にどちらかが死んでしまったら、『自分があんな事を言ってしまったからだ・・・』そう思わない?後悔しないのね?しないならどうぞ!でも、後悔すると思うなら、喧嘩はしても良いから自分が後悔しない言葉を使いなさい!二人とも考えなさい!』
そう言うと、二人とも黙って考えている様子でした。
そして、暫くすると二人とも反省した様で・・・
長男君
『ママの言う通りだと思う・・・反省します。ごめんなさい』
次男君
『長男君が死んじゃったら嫌だ!!だから俺も反省します・・・ごめんなさい』
私
『うん。分かったならそれで良いよ!だから二人とも言葉には気を付けてね!』
子供は何度同じ事を言っても分からなかったり・・・言った事を忘れていたり・・・同じ事を何度も繰り返します。本当に何度もです!!お子様が小さいと余計にですよね(汗)
でも、思うんです。子育てって、その何度もにどれだけ面倒くさがらずに根気強く向き合い、伝え、自分の想いを子供達に込めていくのか!ここが一番大変で大切なのではないかな?と感じています。
そして、これは私が決めている事なのですが、どんなに雷を落としても絶対にダラダラと叱ったり怒ったり不機嫌になったりしないという事です。
叱って子供達がきちんと反省したらこの話はもうこれで終わり!です。
たまに街中でず~っと怒っている親御さんを見かける時がありますが、あれは止めた方が良いと思います。
子供達がせっかく反省をしているのに、親御さんがずっと不機嫌な顔をして怒っていると、そちらに気を取られてしまい、せっかくの反省が薄れてしまうと思うからです。
そして子供達の記憶にも何で怒られたかの何でが抜け落ちてしまい、親から怒られた記憶しか残りません。
子供に限らず、大人でも相手に対して腹が立ってしまい『消えてしまえ!』そう思ってしまう事はあると思います。
偉そうな事を言っている私も一年に何回かはあるんです(笑)でも、その時にいつも思う事は『この腹が立っている相手がもし明日死んでしまっても同じ気持ちなのか。同じように思うのかな?』という事なんです。
明日生きている保障が無いと強く思う理由

実は過去に、従姉を突然二人亡くしているんです。
一人は私が小学1年生、従姉が小学2年生の時です。従姉とは近所に住んでいた事もあり、本当の姉妹の様に仲が良く前日も一緒に遊んでいたし、朝もいつもと同じ様に楽しく二人で学校にも行ったんです・・・ですが学年が違うため帰りは別々で私は先に帰ってきたんです。そして、私が帰って来て1時間後・・・・家に突然の連絡があり、従姉が事故で亡くなった事が分かりました・・・。
まだ、私は小学一年生でしたが、従姉を亡くしショックでずっと泣きじゃくっていました。
私の人生で初めて大切な人を亡くした出来事でもありました・・・。
今でも鮮明に覚えている事があるんです。それは従姉のお父さんが冷たくなった姿で布団に横たわる娘を泣きながら『寝ているんだよな・・・本当は寝ているだけなんだよな・・・』と言いながら現実を受け入れられずにずっとずっとさすり続けている姿です・・・。
泣いたところを見たこともない従姉の父親が目がパンパンに腫れてもう誰だか分からないくらいに顔が変わり泣き崩れている姿を見て、子供ながらに子供を亡くすという事はこんなにも親にとっては悲しい事なんだな・・・そう思った事をこのブログを書いていて思い出しました。
そして数年後、もう一人の従姉を成人式目前で亡くしたんです・・・原因不明の突然死でした。風邪だと思い病院に行き点滴を打っている最中に眠るように亡くなってしまったんです。こちらの従姉とも家が近く、年齢は離れていましたが、とても素敵なお姉ちゃんでした。棺には着るはずだった成人式の振袖が掛けられていました。
こういう経験をしているからこそ、私は小さな頃から人はいつ亡くなるかなんて分からない・・・そう思う様になったのだと思います。
兄弟喧嘩・夫婦喧嘩・お友達と喧嘩・家族と喧嘩・・・色々とあると思いますが、言霊もそうですが、喧嘩は長引かせない方が良いと思います。
喧嘩したまま、もし、大切な人が亡くなってしまったら・・・あなたは後悔しませんか?
家族と喧嘩して、朝『行ってきます!』そう言って出て行ったのに自分が怒って無言で無視をして・・・もし、大切な人が帰ってこなかったら・・・それでもあなたは後悔しませんか?
私はいつもそんな事を思い感じながら生きています。皆様にも後悔の無い人生を歩んでもらいたい。そう心から思います。
お互いに思いやりのある言動を取りたいですよね♪そうしたらそもそも喧嘩なんて起きないんです。喧嘩はお互いが思いやれなかった時や心のすれ違いを教えてくれるシグナルみたいなものだと思っています。
もし、旦那様・奥様・子供・彼氏・彼女・先輩・後輩・先生・上司など相手に腹が立って自分が嫌な態度や暴言をはいてしまったり、嫌な事をしてしまいそうな自分がいたら『この人が明日この世から居なくなっても後悔しない?』と、1回自分を俯瞰して見てみて下さいね。
自分も相手も生きている事は当たり前ではありません。生きている事に感謝し、楽しみながら、相手に嫌な念を向けずにいきたいですね♪
( ^∀^ )ニコニコ
コメント