子供を惑わす親の言動

ママ友からこんな相談をされました。『うちの子、本当に言う事を聞かなくて・・・どうしていつもこうなんだろう・・・・』と。
その話の流れから、少し旦那様の話にもなったんです・・・。
その話の内容から色々な光景が映像として視えてきたんです。
父親
『はぁ・・・仕事の事を考えると思いやられる。これから大丈夫か不安でさ・・・。
初めてやる仕事で分からないし・・・できるかな・・・・』
母親
『あなたはさ、どうしていつも先の事ばかり考えてウジウジするの?先の事なんか今考えても仕方が無いんだから、その時に考えたらよくない?』
それを聞いていた子供は・・・・
子供の心の中
『なるほどね!先の事を考えずに今をちゃんとすれば良いのか!』
ある日・・・
母親
『ねぇ~宿題はやったの?』
子供
『あぁ・・・・後でやる・・・・』
母親
『後でっていつ?』
子供
『だ~か~ら~、おやつ食べてからやる!!!』
母親
『早く宿題やりなさい!いつもグズグズして!!!(怒)』
そして、子供が嫌々宿題を始めると・・・
母親
『あなたは、いつも先の事を考えてない!何時にお風呂、何時に寝る!それがどうして考えられないの?もっと先の事を考えながら行動しなさい!!!分かった???あなたはいつも先の事が考えられてない!宿題も何の為にするの?あなたの将来の為でしょ!ママの為じゃないんだよ!!もっと将来の事を考えて行動しなさい!!(怒)』
子供の心の中
『・・・・・パパには先の事を考えるなってママは言ってたのに・・・。だから私は今ちゃんと宿題をやってるのに、どうして怒るんだろう?やってるのに、先の事を考えろってどう言う事だろう?』
母親
『ねぇ!聞いてるの??』
子供
『聞いてるよ・・・(いや、聞いてるけど考えてたんだよ・・・)』
母親
『聞いてないから言ってるの!!!(怒)』
こう言う光景って子育てをしてると普通にあると思うんです。でも、この母親の言動が子供を迷わせてしまうのだと思いました。
こう言う事をずっと続けていると子供は心の耳を閉じてしまうんです・・・。
だって、ママの言っている事に一貫性が無いから聞けば聞くほど迷ってしまうからです。
こう言う場合は『何事も日々の積み重ねが大事なんだよ!今をきちんと過ごしていたら将来の役に立つからね!だから勉強も日々の積み重ねだよ!』こう、伝えれば子供はなるほど!!と納得してくれると思います。
勉強(宿題)をやらなくなる原因

勉強(宿題)を一番やらなくなるのは『宿題やりなさい!!!』だと思います。
子供が自ら宿題をやっている時は問題ありませんが、子供なので忘れている時もあるんですよね。その時は『宿題やりなさい!!』ではなくて『宿題あるの?あるなら時間を見てね!』と言います。これ、子供の目線から見るとかなり受け取り方が違うと思いませんか?
やりなさい!と命令されたら大人でも嫌ですよね。子供の気持ちは『今、やろうと思ってたのに・・・やる気が無くなった・・・』です。実際にお子様からこの台詞を聞いた事がある方は多いと思います。子供にとって『やりなさい!!』は一番やる気を無くす禁句用語です。
子供の将来の事を考えると先を見通す力は確かに必要だと思います。
でも、その見通す力も、勉強が必要だと感じる事も、子供が感じられないと意味が無いんです。親がこうしろ!あぁしろ!と指示をして動かすのではなくて、お子様が自ら動こうとする動機付けを親はしてあげて欲しいと思っています。
私は長男君にも、次男君にも『宿題をやりなさい!』と言った事がありません。
何故なら、なるもやらないも、子供が決めれば良いからです。子供の人生は親の人生ではないからです。
私は長男君にも次男君にも必ず言う事があります。それは『勉強するのはママじゃない!だから、自分が困るのが嫌ならやった方が良いし、困っても良いならそれはそれ。ママの人生では無いから自分で決めてね。それとママは勉強は教えられないから、分からない所があったら学校の先生に聞いてきてね!』これしか言いません。そしてひたすら見守ります。何で何も言わないのかと聞かれたら、子供を信用しているからです。
私は子供達が学校から帰ってきても勉強を教えたりはしないので、その姿を見て子供達は私の言ってる事は本当なんだな!と分かるんです。聞かれても『ママは分からないよ!だから先生に聞いてきてねって言ったよね!』それしか言わないからです。だから分からない所があったら自らきちんと聞いてくるし、授業もしっかり聞いてきたせいか、長男君は小学校6年間を通して成績が良かったです。
でも、でもです!!!うちには性格も何もかもが真逆の次男君がいます(笑)
こちらも同じ様に言って育てて来ましたが、そもそもあまり勉強に興味が無いんです。それより生き物や外遊びが大好きで、いつも飛び回っています。本当に漫画に出てくるような光景が毎日繰り広げられているんです!『ただいま~!』ランドセルを玄関にポイ!『遊んで来るねぇ~行って来ま~す!!』です(笑)
こんな性格だから宿題をやりたくないんです(笑)それが見ていて分かるんです。そんな次男君が小学1年生になった時にこう聞いてきたんです。『ママ!宿題ってやらないとダメ?』と。だから私はこう答えました。『やりたくなかったらやらなくてもいいよ!困るのはママじゃないし。やらないともしかしたら先生に怒られるかも知れないけど、怒られるのもママじゃないから、自分で選びなさい!』と。
そうして暫く見ていたら『やっぱり宿題をやろうっと!』と言ってやっていました(笑)なので私がすかさず『偉いね!やる事にしたんだ!頑張ってね!』そう言うとニコニコしながらご機嫌で宿題に取り掛かっていました。苦手な事に取り組めたら褒める!ちょっとオーバーにです(笑)それでやる気スイッチONになったりするんです!
現在小学2年生の次男君があれからどうなったのかと言うと、私が本当に何も言わないので、『おやつを食べたらやろっと!』『ちょっと疲れたから夕ご飯を食べてからやろっと!』と自らその日の気分で計画を立ててやるようになりました。宿題が多い時などはグズグズしながらやっている時もありますが、私が『そんなにグズグズしながらやっても頭に入らないから、やらないで行けば?』と言うとそれは嫌みたいでグズグズせずに取り掛かったりしています(笑)
こうやって兄弟でも勉強スタイルも、性格も何もかも真逆な兄弟を育てていると、これも私の学びなんだなと思います!と言うか、そう思うようにしています(笑)
子供の人生は親のものではないし、子供の評価(成績など)は親の評価ではありません!(ここを勘違いすると子供の為ではなく親のプライドの為になってしまいます。)
子供のうちに自主性を育てる事がなによりも大切だと思います!
子供が迷わないように親が子供に発する言葉には一貫性が大事だと思います!
子育てに悩んでいる方がとても多く、私の話で少しでもお母様達の心が軽くなれば良いな~と思い、書いてみました。
子育ての最中はそれが永遠に続く様に感じますが、いつかは終わります(笑)
それまで一緒に頑張りましょうね~!!!そしてキツイ時には気分転換をして下さいね~!!
( ≧∀≦)ノ
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