長男君を育てた13年間・・・

長男君を育てた13年間・・・

妻が記載しています↓

先日、長男君の13歳のお誕生日でした!!

長男君の大好きな料理を作って、大好きな大きなチョコレートケーキでお祝い!!

13年間、あっという間だったし、長男君も大きくなったなぁ~・・・。そんな事を思いながらお誕生日会をしていました。

そして長男君が後日・・・『はい、ママこれ、あげる!』そういって私のLINEにある動画を転送してきました。

そこには・・・・

長男君が生まれた日から13歳になるまでの沢山の写真が素敵な音楽と共に映像として流れるようなものでした。結婚式で流れるようなやつです(笑)

それを手作りで自分で編集して私にプレゼントしてくれたんです!

最初は生まれて直ぐに体重計に乗っている長男君が映っていて、そこには「僕の誕生・・・・」と言う文字が書かれていました。

それを見て数秒後・・・

そこには生まれた日に長男君を私の両親が大事そうに抱いている姿や、ハイセル(旦那)がとても優しい目で長男君を抱き、笑顔で見つめている写真・・・・

今は亡き私の祖父母が小さな長男君を抱き、初曾孫の初対面に幸せそうな顔をしている姿の写真・・・

生まれて1ヵ月後くらいの長男君が私の亡き母に大事そうに抱かれいる写真が目に飛び込んできました。

その写真の映像の下に「ババ、死ぬまで愛してくれてありがとう・・・」そう書かれていました。

それを見た瞬間、長男君の想いがそこに溢れていて、私の目から大量の涙が溢れてしまい、

せっかくの素敵な写真達が涙に滲んで見えなくなってしまいました・・・

すると、それを見ていた長男君が、さっと私の目の前にティッシュを差し出してくれたのですが、「ありがとう・・・」と言って私がふと長男君を見上げると、その顔もまた涙に濡れていました。

映像は続き・・・・


私が長男君を愛おしそうに抱えおっぱいをあげている姿・・・

ハイセルが長男君が可愛すぎて悪ふざけをして微笑む姿・・・

私が長男君の顔を幸せそうに眺める姿・・・

長男君が一歳の頃の写真で、家族3人でよく行っていた公園で、私とハイセルが長男君が乗ったブランコを両脇からこいでいる三人の姿でした。

そこには「楽しかったね・・・」そう書かれていました。

その後も、映像は続きます・・・


家族でディズニーランドに行った写真・・・

ハイセルと小さな長男君がお風呂に入っている姿・・・

七五三の時に、着物とスーツ姿に身を包み、可愛く決め顔でポーズを取り微笑む写真・・・

色々な所に出掛けた楽しい写真に溢れていました。

更に時は流れ・・・


今では喧嘩ばかりしている次男君が誕生した日の写真があり、長男君が始めて次男君を恐る恐る抱っこしている写真もありました。そこには「僕の大好きな弟!」と書かれていました。

この映像を見ていたら本当にこの時代にタイムスリップしたかの様な気持ちになりました。

次男君を産む時に切迫早産で3ヶ月間の入院をしたんです。その時にまだ小さかった長男君が
『ママ、僕は大丈夫だからね。だから元気な赤ちゃんを産んでね。でも・・・ママ・・・寂しいよ・・・』
そう言って電話口で泣いていた事も昨日の事の様に思いだされました。

この映像の中には、私が人生で一番辛かった時代が含まれています。

でも、そこにはそんな辛さなんて一ミリも感じさせないくらいの幸せが沢山映っていて・・・

本当に何とも言えない気持ちになりました。

映像は続き・・・・


長男君の隣にはいつも満面の笑顔の次男君が一緒に居る写真が増えました・・・

でも、私は思いました。

長男君はこの写真を見つける中で何を思い何を感じたのだろう・・・そう思っていたら、その複雑な想いが更に私の涙となって流れ出ていました・・・。

長男君が5歳くらいまでは本当に沢山の写真があったと思います。

長男君は私達にとって始めて生を受けた子供で、両親や祖父母にとっても初孫・初曾孫だったので、それはそれは可愛がられて育ちました。

そして、それを象徴するかの様な大量の写真達・・・・

でも、長男君が6歳の時に次男君が生まれて、祖母の介護に追われる日々・・・それに加え次男君の育児にも追われる私・・・。長男君にとってはガラリと環境が変わりました。

そしてまだ赤ちゃんだった頃の次男君の写真は沢山撮っていましたが、圧倒的に長男君の写真を撮っていなかった事に気が付かされました。

この寂しさを抱えながら人生の半分の時間を過ごし、元々、責任感の強い長男君が更に兄としてしっかりしなければという思いを持っている今、この動画を作るのに自分の写真が少なくなってきたのを見て、どの様な気持ちでこの動画を私の為に作ったのだろう・・・・

そんな事を考えていたら、色々な想いが体中を駆け巡り、私の心を締め付けていました。

長男君は私達夫婦・私の両親・祖父母から、沢山の愛を受けて育って来たと思います。

でも、母が亡くなり、父との関係が悪くなり・・・祖父母も他界・・・・

長男君を愛してくれていた存在が一気に無くなったのに加え、次男君が誕生・・・。

どれだけの寂しさを抱えて生きて来たのだろう・・・とその映像を見て思いました。

長男君の笑顔は本当に素敵な可愛い笑顔をするんです。でも、輝いていた小さなあの頃の笑顔がだんだんと少なくなっていっている事に気が付かず、いや、気が付いていたのに忙しさを理由に長男君の寂しい心をきちんと埋る事が出来ていなかった自分の不甲斐無さにも涙が止まらなくなってしまいました。

長男君の全ての写真が笑顔に溢れているんです・・・だから普通の人が見たら分からないと思います。ですが、その心の隙間を私は見せられた様な気がしました。

小さな頃はまだ、病を発症していなかったので、この長男君の13年間の人生の動画は私にとって、成長がとても嬉しくもあり、自分の不甲斐無さを思い知り、寂しい思いをさせてしまった数年間を教えられ、病と向き合う長男君をこれからどう支え、母親として何をするべきか、何をしなければいけないのかを考えさせられた動画でした。

そして、長男君が私の元へ来てくれた意味を学ばされた様な気がしました。

長男君の心の隙間を埋める為に、もっともっと長男君に愛情を注ぎ、長男君に対して心の目を向けたいと思わせてくれる動画でもありました。

この動画を何回も見て号泣している私の姿を見ていた家族はきっと、私がこの動画に感動して泣いていると思ったと思います。確かに長男君の成長が嬉しくて感動もしていたんです!

でも、それより、長男君を愛しているというこの溢れる気持ちをもっと長男君が分かり易く感じられる様に、そして実感できる様に届けないといけないなと言う想いが先に立ちました。何故なら想いは相手に届かないと意味が無いからです・・・。

この13年間を振り返ったときに、自分の苦悩の年月も含まれていましたが、今、過去をこうやって改めて見ると、その辛かった過去も含めて私は幸せだったのだと言う事を思い知りました。

その動画の最後の方に長男君が小学校の卒業式で私に後ろから抱きしめられて恥ずかしそうに微笑む姿や、私と肩を組んでとても幸せそうに満面の笑みで微笑む長男君の姿がありました。

そして・・・・

動画の最後に、お誕生日に撮った大きな誕生日ケーキと料理がならぶ真新しい写真に・・・

「13歳・・・・今まで育ててくれてありがとう・・・!」そう書かれていました。

こちらこそ、13年間ママを幸せにしてくれてありがとう!!

これからはもっと、長男君にこの溢れる愛をきちんと届けられるようにします。

だからこれからも、ずっとその可愛い明るい笑顔をママに見せて下さいね。

そして、病に負けないその強さをママも見習いたいと思います。

ママはどんな時にもあなたの事を応援しています!!

素敵なプレゼントをありがとう!ママの大切な宝物がまた一つ増えました♪

ママの一番の宝物は長男君だけどね(笑)
( ≧∀≦)ノ

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