スリーパー効果

スリーパー効果:信頼性が低い情報源から得られた情報であっても、時間の経過と共に信頼性の低さがもたらすマイナス効果が消え、コミュニケーション効果が時間の経過と共に大きくなる現象。
情報源の信頼性の忘却の方が、情報内容の忘却よりも早いために起きる効果。
例えば、不動産の営業マンだとします。
「安全性を確保しつつ、将来のお金を増やしていくのは、実は不動産が向いているんです」
と最初にお会いした回で、お伝えしたとします。しかし、最初は信頼関係が出来ていないので、多くのケースでは半信半疑となると思います。
しかし、これが回数を重ねて会うと、伝えていたことが後に影響してきます。
2回目以降にお会いした際、お伝えした情報よりもどこからの情報源だったのかという信頼性の低さに対する情報を早く忘れるため、お伝えした内容だけが脳裏に残ります。
そのため、時間が経ってから、
「不動産での資産運用を知れて本当に良かったって言われる方が多いですけど、ご案内しておきましょうか?」と最初に言った伝え方とは少し変えて、話をすることによって(あれ?どこかで不動産がいいって聞いたな~という潜在的な記憶が後押しして)ポジティブな印象として受け止められやすくなります。
この効果は、自分の考えは論理的であり、その自分の考えによって決定しているという意識の高いプライド(自尊心)が高い人ほど効果的だそうです。
人は、自分の考えたことは、物事をありのままに見ており、客観的だと思いがちです。
これを「ナイーブ・リアリズム」と呼ぶのだそうですが、他者から影響がどう及んでいるのかを理解するのは実はとても難しい事なんだそうです。
ポイントとしては3つ
①『シンプルなキーワード』で
②『表現を変えて』
③『繰り返し話す』ことです!
実生活や仕事などで試してみてください。
(※ちなみに、私は不動産を扱っていないですし、勧めるような意図はありません(笑))
(;^ω^)
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